仮想通貨はまだ使っていない人も多いですが、今後利用価値が上がってくると思います。「日本におけるUSDT 買い方」などこの仮想通貨に関して取り上げるメディアやブログも多くなってきている印象です。今回はUSDTについて取り上げます。
USDTとはそもそも何?
USDTはステーブルコインと呼ばれる仮想通貨の一つです。特定の通貨に価値が連動する仕組みとなっており、USDTは米ドルに連動します。香港に拠点を置くテザー社が管理するものであるため、USDTではなく「テザー(Tether)」と呼ばれることもあります。「ERC20」という暗号通貨トークンを利用してやり取りを行っています(ここは技術的な上の話なので、深く理解する必要はありません)。ERC20を使うことで、迅速な入出金やや低い手数料を実現しています。
USDTのメリット
USDTは仮想通貨の中でも価値が安定しているという点で高い評価を得ています。仮想通貨は価格が変動しやすいものが多く、これが普及しない要因の一つにもなっています。ニュースサイトを見ているとたまにビットコイン高騰や下落などの記事を目にすると思います。仮想通貨は株やFXと比べると取引量が少なく、大口の取引が発生した場合などは価格に影響しやすくなります。また、日本の株だと値幅制限(ストップ高、ストップ安)がありますが、仮想通貨にはこのような制限はありません。このような背景から仮想通貨は高リスクのものになりますが、USDTに関しては米ドルと連動する仕組みになっていることもあり、極端に価値が上がったり下がったりする可能性は低いと考えられます。
将来性は?
まだまだ普及しているとは言い難いですが、将来性は高いと言えます。仮想通貨が使えるお店はまだ少ないですが、ニュースなどを見ていると少しずつ増えてきているように感じます。たとえば、米国のサークル社がApple PayでUSDT決済を採用しています。仮想通貨を法定通貨として採用している国も出てきており、今後仮想通貨の普及は進んでいくことが予想されます。そして、仮想通貨の中でもUSDTは特に安定面で評価が高いため、ユーザーが安心して利用しやすいものになっています。USDTへの評価は国や個人によってさまざまだと思いますが、スイスのルガーノ市ではマクドナルドでUSDTの支払いが可能となっています。日本では現状あまり仮想通貨は普及していませんが、海外では積極的に採用する国も多く、今後日本も追随する形で仮想通貨決済が可能な店舗が増えていくのではないでしょうか。