「カジノの女王」と呼ばれ、カジノのテーブルゲームには欠かせない存在として君臨するルーレット。 実は、ルーレットには3つの種類があって、ベット方法や戦略を用いることによって勝率も変わり、その種類によっても配当の還元率が異なることをご存じでしょうか?
ルーレットの種類
ルーレットはシンプルながらも奥深く、実におもしろいカジノゲームの一つです。ここでは、ルーレットの主な種類「アメリカンルーレット」「ヨーロピアンルーレット」「フレンチルーレット」の違いと、基本の賭け方を初心者にもわかりやすく解説します。
アメリカンルーレット
数あるルーレットの中でも人気が高く、ラスベガスやマカオで主流になっているのがアメリカンルーレットです。最近では、オンラインルーレットでもアメリカンルーレットが増え始めています。
アメリカンルーレットとは、0から36までの数字に「00(ダブルゼロ)」を加えた、合計38個の数字を使ってプレイするルーレットです。特徴はなんと言っても、「00」があることです。
そのため、ホイールにも「00」のポケットがあり、ポケットはアメリカンルーレットでは連続する数字が対角線上(1の対角線に2)があります。
また、アメリカンルーレットには「00」のポケットが存在するため、チップを賭けてカバーしなければならない数字が多いです。アメリカンルーレットの勝利確率は1/38で、「00」の分、当たる確率がヨーロピアンルーレットやフレンチルーレットより下がるのです。しかし、連続する数字が対角線上に位置しているので、例えば1、2、3、、と、近くの数字をベットした場合、1で止まりそうだったボールが跳ねて、対角線上の2に入りやすいというようなメリットもあります。
アメリカンルーレットの配当は、ヨーロピアンルーレットやフレンチルーレットと同じです。ストレートベットで1つの数字を当てれば36倍、コラムやダズンで数字の12セットを当てれば2倍の配当がもらえます。配当の還元率は94.76%。「00」があるアメリカンルーレットは、ヨーロピアンルーレットやフレンチルーレットより還元率が低くなっています。そして、「00」がある分、控除率(ハウス側の取り分)が5.26%にまで上がってしまうのです。
ヨーロピアンルーレット
ヨーロピアンルーレットは今、オンラインカジノで主流となっているルーレットの一つです。ヨーロピアンルーレットは数あるルーレットの中でも、プレイヤーに優しいルーレットとして、初心者にもおすすめのルーレットです。
ヨーロピアンルーレットの特徴は、0から36までの合計37個の数字でプレイし、アメリカンルーレットに存在した「00」が無いことです。
「0」が一つだけなので、ホイールのポケット対角線上に連続する数字は並びません。また、ヨーロピアンルーレットでの勝率は1/37。ヨーロピアンルーレットの控除率は2.70%で、配当の還元率は97.30%となっています。これは、アメリカンルーレットに存在する「00」のポケットがヨーロピアンルーレットには無いからです。
通常、1/2で勝てる赤黒ベットですが「0」の場合は例外です。この部分は配当に含まれなず、ハウス側の取り分となる控除率になります。そして、ヨーロピアンルーレットにはこの控除部分が「0」の1つだけしかありません。つまり、ヨーロピアンルーレットはカジノ側の取り分が少なく、勝率も高いルーレットなのです。
ひとつの数字をピンポイントで狙うストレートベットは最も配当が高く、36倍の配当を獲得できます。ストレートベットを基準とし、チップを賭けるスポットが多くなればなるほど配当が下がる仕様になっていて、勝率約50%となっている赤黒、奇数偶数、ハイローに関しては配当が2倍に設定されています。
フレンチルーレット
フレンチルーレットとヨーロピアンルーレットは非常に似ており、フレンチルーレットはヨーロピアンルーレットと同様で、「00」のポケットは存在しません。
この2種類の間には大きな違いはありませんが、フレンチルーレットの特徴としては、「ラパルタージュ」と「アンプリゾン」という、2種類の独特のルールがあることです。
「ラパルタージュ」は「0」にボールが入った場合、ベットの半分が返金されるルールのことです。例えば、赤に100ドルを賭けて「0」にボールが落ちると、「ラパルタージュ」のルールで、100ドルの半額の50ドルが手元に返金されます。そして、カジノ側に残りの半額の50ドルが没収されるシステムです。「0」にボールが落ちた時点で、必ず半分が返金されるので、還元率が高く、初心者のプレイヤーにはオススメです。
「アンプリゾン」とは「0」にボールが入った場合、そのベットは回収されることなく半額が返金され、残りの半額は次のスピンまで引き継がれるルールです。「ラパルタージュ」と似ている部分もありますが、賭け金の半分は回収されません。
例えば、黒に100ドルをベットし、ボールが「0」に落ちると、「アンプリゾン」のルールで、賭け金の半額の50ドルが返金されます。そして、残りの50ドルは黒に賭けたままで次ゲームが始まります。次のゲームでボールが赤に落ちた場合、黒に賭けられている50ドルは戻ってくるというシステムです。もし赤の場合は、50ドルが没収されます。つまり、セカンドチャンスがあるので、ルーレットの賭けの種類で、プレイヤーに優しいルールと言えるでしょう。
ベットの種類
インサイドベット
インサイドベットといって、2つ賭け方があるうちの1つです。インサイドベットを簡単にいうと、ベットエリア(賭ける場所)が「番号のみ」に絞られる賭け方です。当選確率は少し低いが、当たれば高配当が付くのが特徴なので、多くの海外プレーヤーから人気があります。 インサイドベットで賭ける場合は、別のプレイヤーが賭けている場所と同じ場所に賭けることができます。また、インサイドベットの配当倍率は倍率が高いので、これから大きく勝って行きたいという人におすすめできる賭け方です。ベットの方法と倍率が違うのでみていきましょう。
ベット方法 倍率
ストレートアップ 36倍
スプリットベット 18倍
ストリートベット 12倍
コーナーベット 9倍
シックスウェイベット 6倍
ハイリスクハイリターンではありますが、一発逆転を狙っている方や、分析した結果「確率が高い」と、自信がある局面がくるので、その時に使える賭け方です。インサイドベットには「1点掛け」「2点掛け」など、色々な賭け方があります。
・シングルナンバーズ
・スプリット
・トリプル
・コーナー
・ファイブナンバーズ
・ライン
他にも、「特殊な賭け方」などもありますが、基本的なインサイドベットの賭け方は上記6種類で間違いないです。インサイドベットの大きな配当(6~36倍)を当てて一発逆転しちゃいましょう。ちなみに、36倍になる賭け方はストレートアップといって、1つの数字に賭けます。
アウトサイドベット
ルーレットでインサイドベットのように直接数字には賭けず、色や列などの数字のグループに対して賭ける方法になります。 特徴としては当たる確率は高くなりますが、倍率が低いことです。コツコツと勝率を上げて負けを少なくし、お金を増やしていく方法です。例えば「赤か黒か、偶数か奇数か、列ごと」などです。 しかし、アウトサイドベットはすべて外れてしまうのが基本的なルールなので、赤と黒に同時に賭けたりすると、長期的に必ず損をする賭け方となるので注意が必要です。後で紹介しますが、ルーレットでのギャンブルといえば、使われる数字1〜36までの数字を使って賭けるのを「インサイドベット」と言いますが、アウトサイドベットはそれとは真逆と覚えておくと良いでしょう。
「アウトサイドベット」細かく分類すると、下記の5種類があります。
名称 意味
カラム 1列12点に賭けること
ダズン 1ダース12点に賭けること
ハイロー 前半か後半に賭けること
オッドイーブン 奇数か偶数に賭けること
レッドブラック 赤か黒に賭けること
上記のように、色々と賭け方はありますが、例えば「ダズンベット」は3倍で「カラム」2倍など、賭け方が違えば倍率も違います。ルールを覚えて、ルーレットを行うことで、楽しくお金を増やしている人も多くいます。アウトサイドベットはレイアウトの外側に賭けるベットで、カジノ初心者や一発賭けをするギャンブラーに好まれるベットです。カジノは、当てるとゲームの楽しさや、もう少し賭けてみようという気持ちになれるので、まずは「アウトサイドベット」を使って、勝ってみましょう。