2022年に起きた給付金誤送金事件を機に特に日本中で話題になったオンラインカジノという業界。日本では未だに違法なのか合法なのかという議論がなされており、今のところグレーゾーンと認識されています。
そんなオンラインカジノの様子を少し覗いてみると、画面越しに日本人と思われる人がディーラーとして映っていたり、またオンラインカジノのカスタマーサポートに問い合わせてみると、ネイティブと考えられる人が対応してくれたりします。今回はプレイヤー目線ではなく、オンラインカジノ業界で働く人に視点を当ててみました。
オンラインカジノ業界で働くことの違法性は？
プレイヤーとしては少し黒よりのグレーゾーンっぽい雰囲気があるオンラインカジノですが、その業界で働くことについてはどうなのでしょうか？
結論から申し上げて、海外を拠点にしライセンスを持っているカジノ関係の会社で働くことは全く問題ありません。雇用契約は会社が拠点を置いているその国の法律に従って行われるので、オンラインカジノが合法の国で働くことも合法となるわけです。
しかしこれも日本で運営しているもしくはライセンスを持っていないカジノに従事しているとなると話は変わります。日本で運営していると、日本の賭博開帳図利罪にしっかりと当てはまってしまうので、そこは気を付けましょう。あくまで現在の時点では、海外の正式なオンラインカジノにその法律を当てはめることが難しいため違法性がないということになっています。
どうやって働ける？
オンラインカジノの業界で働くことができることは分かりましたが、実際にその求人を見たことのある人は少ないかと思われます。一体どうすれば働くことができるのでしょうか？大きく分けて2つあります。
1つ目が紹介を受けるというものです。オンラインカジノの日本市場は現在もどんどんと成長しており、それにつれて人手が必要となっています。しかしオンラインカジノで働くことに興味がある人やまずその業界を知っている人が多くないため、日本人を獲得するのに苦労しているというのが現状です。そういった理由から、従業員が友人を紹介した際に紹介料を払うシステムを導入しているといった会社がいくつかあります。友人がいれば初めの一歩も踏み出しやすいですし、特に海外での仕事になるので心強いです。
2つ目はLinkedInなど、海外の求人が多く載っている求人サイトで見つけるという方法です。やはりあまり良い印象の無い業種のため、リクルートなどの国内企業大手求人サイトにオンラインカジノの仕事が載っていることはとても少ないです。しかし海外では普通の仕事と同じ扱いのため、海外の求人サイトでは比較的楽に見付けることができるでしょう。LinkedInは一番良く使われるプラットフォームですし、その後のキャリアアップにも活用できるのでオススメです。
どんな仕事がある？
最後にどんな仕事があるかいくつかご紹介したいと思います。
まずは初めに挙げた、ライブカジノのディーラーの仕事、そしてカスタマーサポートの仕事があります。こちらの仕事では主に日本語を使うことが多く、ある意味直接的にプレイヤー（お客さん）と関わることになっていきます。その他に考えられる主な仕事は、アフィリエイトマネージャーやマーケティング系の仕事です。カジノの日本市場の戦略を考えるにはやはり日本の文化や言葉、習慣などを理解している必要がありますので、こういった少し高いレベルでのお仕事を任されることもあります。
オンラインカジノは思っている以上に奥が深い職種です。ここで挙げた仕事はほんの一例で、今後業界が発展していくにつれてもっと役職にも幅で出てくるでしょう。海外でキャリアを築き上げたい、カジノの仕事に興味があるといった人には是非一度考えていただきたいです。
